CBD関連の用語集-CBD商品の種類やカンナビノイド成分について

CBD用語集

 

CBD商品の種類には、大きく分けて4種類あります。

 

・アイソレート+天然テルペン

・ブロードスペクトラム

・フルスペクトラム

 

上記の3種類を選ぶのが、CBD効果も高くおすすめです。

アイソレートCBD商品は、効きが弱いものがほとんどです。

 

4つに分類されるCBD商品の種類

アイソレート

数あるカンナビノイド成分の中から、CBDだけを抽出したもの。

 

アイソレートにテルペンを加えたもの

アイソレートにテルペンを加えたもの。

 

テルペンとは?

テルペンは植物の精油成分から得られる化学物質の総称です。

アロマテラピーや香水などにも使用されています。

アイソレートに天然のテルペンを加えることで、”アントラージュ効果”を生み出します。

アントラージュ効果=相乗効果

1+1の効果が2ではなく、それ以上の4や6にすることを可能にするのがアントラージュ効果です。

 

・天然テルペンについて

>>CBDテルペンってなに?効果が変わるの?

 

 

ブロードスペクトラム

数あるカンナビノイド成分の中から、精神作用のあるTHC成分だけを取り除いたもの。

英語で(広範囲)のことを指します。

 

フルスペクトラム

カンナビノイド成分をすべて含むもの。

直訳で「全範囲」「全領域」。

 

日本ではTHCは違法なので、

フルスペクトラム商品=ブロードスペクトラム商品なのではないか?とも言われています。

フルスペクトラムにこだわる必要はないでしょう。

 

アイソレートに天然テルペンが入っているものや、”フルスペクトラム” ”ブロードスペクトラム” のCBD商品を選ぶのが失敗しないポイントです

天然テルペンについての解説記事はこちら  ※別サイト

 

 

CBDやCBGなどのカンナビノイド成分について

カンナビノイド(大麻草)には100種類を超える成分が含まれています。

 

よく見かける成分は、

・CBD

・THC

・CBG

 

大体この3つです。

 

CBD:カンナビジオール

Cannabidiol(カンナビジオール)

THCが0.3%未満の産業用品種に多く含まれており、THCに次ぐ有名な成分です。THCのような精神作用を引き起こさない。海外ではCBDを10%以上の高濃度に含む品種も開発されている。2009年の文献レビューでは、抗不安、抗てんかん、神経保護、血管弛緩、抗けいれん、抗虚血、抗ガン、制吐、抗菌、抗糖尿、抗炎症、骨の成長促進についてCBDの薬効が列挙されています。

 

世界中で注目されている成分。

CBD単体で取るよりも、天然テルペンや他の成分と一緒に取ることで(アントラージュ効果=相乗効果)を発揮すると言われています。

 

THC:テトラヒドロカンナビノール

Δ9-Tetrahydorocannabinol(Δ9-THC)(テトラヒドロカンナビノール)

マリファナの主要な精神活性物質であり最も有名な成分です。1964年にイスラエルの科学者メクラム氏によって化学構造が同定された。Δ9-THCタイプとΔ8-THCタイプがあるが、前者の方は精神作用が強く、後者はその25%程度しかない。一般的にTHCというとΔ9-THCのことをいう。マリファナにはTHCが3~25%含まれ、品種によってその含有量が異なります。THCには痛みの緩和、吐き気を抑え、けいれんを抑え、食欲増進の効果があります。マリファナを吸うとよく食べ物がおいしく感じるのはTHCの効果です。

 

日本ではTHCは違法です。

幻覚作用で危険などと言われていますが、真実は・・・

 

CBG:カンナビゲロール

Cannabigerol(カンナビゲロール)

植物体内でTHC、CBD、CBCの前駆物質である。主に抗菌作用をもち、炎症を抑え、ガン腫瘍を抑制し、骨の成長促進をすることが様々な研究から明らかになっています。また、イギリスのGW製薬の研究によるとうつ病の治療に有用であることが示されています。

 

CBDの次に注目されている成分です。

CBG入りの商品は(全然違う)と察知する人も居るので、CBGが含まれている商品は1味違う可能性があります。

CBDよりも希少で、高価になってしまうのがネックです。

 

CBN:カンナビノール

Cannabinol(カンナビノール)

CBNはTHCの分解によって生まれる副産物です。THCの10分の1程度の精神作用がある。痛みの緩和、炎症を抑え、睡眠補助の作用が明らかとなっています。

CBC:カンナビクロメン

Cannabichromene(カンナビクロメン)

THCやCBDとは異なる構造をもつ。研究は発展途上だが、疼痛の軽減、炎症を抑え、ガン腫瘍を抑え、骨の成長促進の作用があります。また、最近の研究では神経の新生にも関与していることが示され、神経変性疾患への治療へ応用が期待されています。

THCV:テトラヒドロカンナビバリン

Tetrahydrocannabivarin(テトラヒドロカンナビバリン)

THCとよく似た構造をもつが、植物体内ではCBGを前駆物質とせず、別系統のCBGVを前駆物質とします。食欲を抑制し、発作とけいれんを減らし、骨の成長促進を刺激する作用があります。中央アジアやアフリカ南部の品種にこの成分が含まれています。

CBDV:カンナビジバリン

Cannabidivarine(カンナビジバリン)

CBGVを前駆物質した精神作用がなく、GW製薬の研究によるとてんかんの治療に有用であることが示されています。野生のネパール種にはこの成分の含有量が高いものがあります。

CBL:カンナビシクロール

Cannabicyclol(カンナビシクロール)

天然のアサにCBLを生成する品種があり、精神作用はない。CBLはCBCに対して光や酸化によって生まれる副産物でもあります。薬理作用はまだよくわかっていない。

CBND:カンナビノジオール

Cannabinodiol(カンナビノジオール)

CBDから派生した化合物であるが、薬理作用は知られていない。

CBE:カンナビエルソイン

Cannabielsoin(カンナビエルソイン)

植物体内のCBDAやCBDに対して光や酸化されるとCBEがつくられます。また生体内でCBDの代謝によってもCBEがつくられます。薬理作用は知られていない。

CBT:カンナビノトリオール

Cannabitriol(カンナビノトリオール)

日本在来種、ジャマイカ種などの天然のアサで生成する品種があるが、植物体内の生合成の経路や薬理作用は知られていない。

 

引用元:日本臨床カンナビノイド学会

 

 

 

 

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