CBDリキッドの原料は主に、
・PG(VG)
・MCTオイル
・フルテルペン(テルペン溶剤(希釈液))
上記3つが多く使われています。
風味付けのフレーバーは、
・ジュースフレーバー
・天然テルペン
大きく分けると上記2種類が中心です。
天然テルペンについてはこちらをお読みください。
MCTオイル=味が薄い、まろやか、減りも早い。
フルテルペン=無味無臭のテルペンで希釈した物。味は”ほんのり”、キック感は軽い。フルーツ感を期待するとガッカリしやすい。
PG(プロピレングリコール)とは
画像引用:Amazon
PG,VGともにグリセリンの事で、化粧品やおにぎりなど多くの商品に使われている添加物です。
ドッグフードにも含まれていたりしますが、猫へは有害となる成分です。
猫がPGを摂取した場合
少量では症状が出ない場合がありますが
大量摂取や継続的に摂取すると中毒症状に陥り
溶血性貧血や合併症を引き起こす可能性があります。
※. 摂取量に付いては猫の個体差があります
PG非配合のCBDリキッドが需要あるのは、そういった懸念からです。
ただし、PG非配合といえど猫を含む嗅覚が鋭いペットへは刺激が強いはずなので、どちらにせよペットの前での吸引は避けることを推奨します。
PGリキッドのメリット
- 1番味が濃く出る
- 吸ってる感(キック感)も強く出る
- コストも安くなる
甘味や旨味はPGを加える事で引き立ち、間違いなく味が濃厚で1番美味しいのはPGベースのリキッドです。
PGリキッドのデメリット
- 猫に有害な成分が入っている
- むせやすい
通常のVAPEはVGを入れる事で”まろやか”にしますが、基本CBDリキッドにはVGは使用されていないため、胸にガツンと来るリキッドになる傾向があります。
VG(ベジタブルグリセリン)
VG=植物性グリセリンです。
VGが多いほど煙の量が増えますが、CBDリキッドの場合VGが多いと(結晶化、成分の分離)などが起こりやすくなるので、PGのみ配合の商品が多いのはそういった理由からだと考えられます。
VGとCBDは相性が良くありません。
PGは発がん性で良くないの?
最大の赤にしても4.1Vやし気にせんで良さそう🙄
フルテルペンも疑問に思う事があるし、100%安全で100%プラスにだけ働くvapeなんてまぁ無いやろし、不安=ストレスやし、そもそも気になるならvapeは向いてないって事で自己完結。 pic.twitter.com/P3ABZggXH2
— ヨーキー@CBD勉強中 (@yoki_yokiyoki) April 18, 2021
(PGをVAPEで気化すると、発がん性(ホルムアルデヒド)が発生する。)
これは、PG不使用のリキッドを販売している業者の擦り込みです。
正確には、
5V以上の高電圧で気化すれば危険性があると言われていて、CBDリキッドを吸う場合そんなに高電圧で吸う事はまず有り得ません。
よく見られるペン型VAPEなどで、最大の赤色に設定しても4V前後です。
PGがそんなに危険なら、通常のVAPE自体がすでに規制が入っていると思います。
自社の製品(フルテルペン)を売るために、他社(PG)を悪とするショップは信用できません。
猫へ有害のお話ですが、テルペン自体が嗅覚の鋭いペットには充分な刺激になります。PG非配合だろうとペットからは遠ざけるのが優しさです。
PG非配合なので(猫を飼っていても安心)←こんな事を言っているショップも信用できません。
MCTオイル
画像引用:LOHACO
「MCT」の主成分、中鎖脂肪酸は、ココナッツやパームフルーツに含まれる天然成分です。
中鎖脂肪酸100%の油のことをMCT(Medium Chain Triglyceride)といいます。MCTは、一般的な油よりもすばやく消化・吸収され、すぐにエネルギーになりやすいという特長を活かし、医療現場・スポーツ分野における栄養補給や、生活習慣病予防など、様々なシーンで利用されてきました。
さらに、今後は脳の栄養不足改善という領域でも利用が進むことが期待されています
CBDオイルにもよく使われているオイルです。
PGに比べ安全性は高そうなイメージですが、これをCBDリキッドに使った場合メリットもあれば大きなデメリットも出てきます。
MCTオイル配合リキッドのメリット
- 喉への刺激がほとんど無い
- ”むせる”事が減り吸いやすくなる
- 爆煙になる(大量に吸えるため)
キック感(吸ってる感)がほとんど無くなり、とても吸いやすいCBDリキッドになります。
MCTオイル配合リキッドのデメリット
- 吸ってる気がしなくなる
- 減りが早い(通常リキッドの2~3倍)
- 甘味や旨味が出ない
通常のCBDリキッドで慣れている場合、MCTオイル配合のCBDリキッドだと”物足らなくなる”と思います。
フルテルペン(テルペン希釈液)
流行り?のフルテルペン。
テルペン希釈液をベース液に使用しています。
成分が不明の希釈液も多いため、実際に1番安全性が高いのかと問われると、正直疑問に思います。
(何の成分でできてますか?)の質問に答えられないショップがほとんどだと思います。
フルテルペンCBDリキッドのメリット
- キック感が少なく吸いやすい
- PGリキッドより劣化が遅い
フルテルペンCBDリキッドのデメリット
- 基本的に価格が高め
- 甘味や旨味が出ない
- ”からい”事も多い
甘味は出ないのでフルーツフレーバーよりも、草フレーバーと相性が良いリキッドになります。
【結論】CBDリキッドのPG、MCTオイル、フルテルペンは一長一短
- PG配合リキッドは味が濃い、フルーツリキッドと相性が良い。
- MCTオイル配合リキッドは”別物”になる
- フルテルペンは甘味が出ないがキック感が軽く吸いやすい
・フルーツ系ならPGリキッド
・草系フレーバーならフルテルペンリキッド
基本的に上記のような選び方で良いと思います。
※MCTオイルリキッドには特段メリットがありません
結論で言うと、どれが良いとかはありません。
ただ知っておく事でストレス(不安)が無く、美味しく吸えるリキッドを見つけやすくなります。
⇓PG、MCTオイル不使用のCBDリキッド
⇓同じ原料(テルペン)で、PGとフルテルペンの吸い比べも可能
※カンナビスシリーズ×フルテルペン(gin)シリーズ